ニガタガタガタニガタのブログ。

地方の会社員。平成一桁世代。いつかエッセイ本を出しておばあちゃん家の仏壇に飾りたいと思ってます。

歯列矯正4年目が教える、気を抜くとやられる食べ物

 

祝、歯列矯正4周年

私は大人になって歯列矯正に取りかかったタイプで、歯の裏に金属の細い棒(いわゆるワイヤー?)を絡ませはじめて4年目である。気にせずにカレーを食べまくっているので、白かったブランケット(それぞれの歯についてる小さい四角のやつ)もヤニ部屋の壁の色みたいになっている。なる早で取り外したい。

コロナが流行り始めてからマスクで隠せるということで歯列矯正を考える人も増えているらしい。

 

歯列矯正してる人がやられる食べ物には複数のタイプがあってだね

そこで歯列矯正4年目で気づいた、気を抜くとやられてしまう食べ物をご紹介したいと思う。「やられてしまう」という意味には3種類あると私は思う。

  1. 歯にこれでもかと挟みまくるので人に見られたら恥ずかしい系
  2. ブランケットやワイヤーが外れてしまいそう系
  3. 飲み込む時にワイヤーに絡まって死にそうになる系

1は恥ずかしさ、2は歯医者さんに「取れてしまったので予約をお願いします」という電話をかける手間さえ耐えればなんとかなるが、3はやばい。飲み込む力と歯に挟まった食材の抗う力で、えづいてしまって本当に死にそうになるので気をつけてほしい。

今回は私の経験則だけが根拠の歯列矯正中に気を抜くとやられてしまう食べ物」ベスト5をご紹介したい。

 

 

第5位 大きめのイカ

f:id:gatanitani:20220410154859p:image

イカは部位やカットの大きさ、そのイカの持つ弾力のポテンシャルによって「ブランケットやワイヤーが外れてしまいそう系」のしんどさと「飲み込む時にワイヤーに絡まって死にそうになる系」のしんどさの度合いがかなり変わってくる恐怖の食べ物である。イカ焼きのような噛みちぎるタイプの胴体はワイヤーを外しにかかってくる可能性があるので、必ずキッチンハサミや包丁でカットしてほしい。特にやばいのがゲソ。飲み込む時に歯に絡まって恐怖の忍耐力を見せてくるので、小さいからといって侮らずにこちらもカットするか、よく噛んで小さくしてから飲み込むべきである。

 

第4位 かぶりつくタイプのとうもろこし

f:id:gatanitani:20220410154905p:image

これは「歯にこれでもかと挟みまくるので人に見られたら恥ずかしい系」と「ブランケットやワイヤーが外れてしまいそう系」の混同タイプの食べ物である。恐怖度で言うとイカの方が高いが、「どうせコーンでしょ」と舐めてしまう度合いがこちらの方が高いので4位にした。実際、私はアツアツの茹でとうもろこしのせいでワイヤーとブランケットがずれまくり、歯医者の予約を緊急で取ることになった。あと、とうもろこしの陽気な黄色が歯に挟まっているのを人に見られると情けなくて恥ずかしいので、食べ終わった後はすぐにマスクをつけるか、トイレでチェックをした方がいい。

 

第3位 みじん切りでないニラ

f:id:gatanitani:20220410154917p:image

ニラは「歯にこれでもかと挟みまくるので人に見られたら恥ずかしい系」と「飲み込む時にワイヤーに絡まって死にそうになる系」が混同している。そして、ニラは長ければ長いほど暴力的な面が増長する。とにかくみじん切りであれば大したことない食べ物なので、自分で調理する時は絶対に細かく切るべき食べ物である。

 

第2位 店で一番細いタイプのもやし

f:id:gatanitani:20220410154922p:image

レギュラータイプって感じのほどほどの太さのやつは問題ないが、ブラックマッペみたいな細い系のもやしがやばい。私の好きなラーメン屋さんのラーメンに入っているもやしがまさにヒョロヒョロのブラックマッペタイプで、麺と一緒の感じですすって飲み込む時と死にかける。「飲み込む時にワイヤーに絡まって死にそうになる系」の面が怖すぎる食べ物だが、前歯のワイヤーの上に乗っかったり、奥歯に挟まりまくったりという面もなかなか手強いので「歯にこれでもかと挟みまくるので人に見られたら恥ずかしい系」でもある。食べる時は真剣によく噛み、自分で作る時は太めのもやしをひげ根まで取って使うことをおすすめする。

 

第1位 えのき

f:id:gatanitani:20220410160733p:image

本当にこいつは圧倒的に1位である。きのこ界で最も弱そうな色・細さ・値段・名前をしているが、こいつが我々歯列矯正者の最大の敵である。こいつは「飲み込む時にワイヤーに絡まって死にそうになる系」の一点だけで1位に君臨している。あなたが奥歯に挟まったえのきのことを舐めて、適当に噛み、適当な頃合いで飲み込もうとした時、あなたは死にかける。あなたの飲み込む力と歯やワイヤーに挟まったままで居たいと粘るえのきの力の真っ向勝負になる。おそらくあなたはその勝負に負けて、えづき、涙目になり、しまいには便器に駆け込むことになる。こいつへの対応策はとにかくよく噛んで気をつけて飲み込むこと、そしてワイヤーに挟まらないことを祈ることだけである。私はきのこ界でダントツ大好きなので食べているが、そこまで好きじゃないのなら避けた方がいい。

 

本当に当たり前だが、歯列矯正中に食べ物にやられないためには真剣に食事することに尽きる。スマホを開くな、テレビに集中するな、食事をよく見ろ!以上!